私が使用しているのは、日置電機のデジタルアース計
FT6031-50 です。
デジタル表示のため読み間違いがなく、小数点第2位まで表示できます。
経年変化の確認や微妙な抵抗値の違いも把握しやすいのが特徴です。
本体はコンパクトで軽量。キュービクル点検やPAS点検など、持ち運びが多い現場でも扱いやすいサイズ感です。
良い点
① デジタル表示で読み間違いがない
アナログ式のように目盛りを読む必要がありません。
② 小数点第2位まで表示できる

細かい変化も確認でき、経年比較にも便利です。
③ 小型で持ち運びしやすい
キュービクルやPAS点検時でも邪魔になりません。

悪い点
① 測定に数秒かかる
ボタンを押してから表示まで少し待ちます。
接地数が多い竣工検査などでは、この数秒が積み重なります。
② 測定端子の切替がない
複数接地を測る際、線の抜き差しが必要になります。
工夫① 切替スイッチを自作

FT6031-50は測定端子の切替スイッチがないため、
複数の接地を測定する場合は線の抜き差しが必要になります。
そこで私は測定用の切替スイッチを自作しました。
これにより、特にキュービクル内で
A種・B種・D種など複数の接地を測定する場合はかなりスムーズです。

現場によっては2種類、多い場合は3種類以上の接地を測定します。
切替がワンタッチになるだけで、作業効率は大きく変わります。
※自作カスタマイズは自己責任で行っています。
工夫② 付属コードを使わない
付属の線は巻取り式で片付けは楽ですが、
・場所を取る
・高所で補助極を取ると外れやすい
というデメリットがあります。
私は別途購入した普通の銅線を使用しています。
巻取りは少し手間ですが、八の字にしてまとめれば絡みにくく、
収納もコンパクトに収まります。
また、リレー試験などで線を延長したい場合にも応用できます。
使用場所別レビュー
■ キュービクル
基本的に2種類、多いと3種類以上の接地を測定します。
切替スイッチを付けたことで、
A種・B種・D種の測定が非常にスムーズになりました。
屋上扉で補助極を取る場合も、線が外れにくく扱いやすいです。
■ PAS・キャビネット
小型なので持ち運びはしやすいです。
ただし補助極を2本打つケースが多く、
線の片付けはやや手間がかかります。
私は八の字でまとめています。
慣れればそれほど苦ではありません。
■ 竣工時の機器アース確認
測定に数秒かかるため、
キュービクル内すべての機器の導通確認を行う場合は時間がかかります。
大量の導通確認だけであれば、
アナログ式のほうがスピードは速いかもしれません。
総評
✔ 月次・年次点検には非常に使いやすい
✔ カスタマイズするとさらに効率アップ
△ 竣工時の大量導通確認にはやや不向き
現場向けの実用機として十分おすすめできるアース計です。


