接地抵抗測定で使用しているのは日置 FT6031-50です。
年次点検ではA種・B種・D種接地など、複数の接地抵抗を測定することが多くあります。
今回は、私が測定時間を短縮するために工夫している切り替えスイッチと収納方法を紹介します。
写真:ハードケース外観

コンパクトにまとめた収納
私が使用しているハードケースの中には、
- 日置 FT6031-50
- 切り替えスイッチ
- 接地測定コード
を収納しています。
この3つは常に接続した状態で収納しているため、ケースを開ければすぐに測定を始められます。
写真:ハードケースを開けた中身

毎回コードを差し替えるのが面倒だった
FT6031-50は、E端子で測定したときのみ詳細な測定値が表示されます。
S端子やH端子でも測定値は確認できますが、表示は10Ω刻み程度の簡易表示です。
報告書には正確な数値を記録したいため、私はE端子で測定しています。
そのため以前は、
- B種を測定
- コードを差し替える
- A種を測定
- また差し替える
という作業を毎回繰り返していました。
年次点検では毎回行う作業なので、小さな手間でも積み重なると意外と時間を使います。
写真:切り替えスイッチアップ

切り替えスイッチでコード交換不要
私は自作した切り替えスイッチを使用しています。
コードを抜き差しする代わりにスイッチを切り替えるだけで、A種・B種の測定を切り替えられるようにしています。
例えば、
- 黄色コード=B種接地
- 赤色コード=A種接地
としておけば、
コードを抜き差しせず、スイッチを切り替えるだけで測定できます。
コードの抜き差しがなくなるだけですが、毎年何十件も点検をしていると意外と快適です。
写真:E端子以外の測定表示(Fnボタン表示)

FT6031-50では、Fnボタンを押すことでS端子・H端子側の測定値も表示できます。
ただし表示は大まかな数値なので、私は報告書へ記録する値としては使用せず、E端子で詳細な値を測定しています。
写真:延長コードの入った袋

延長コードはIV線だけを使用
接地極が離れている現場では延長コードを使用しています。
FT6031-50にはリール付きの延長コードも付属していますが、私は使用していません。
理由は、
- コンパクトに収納したい
- リールが大きく場所を取る
- 高い場所へ掛けるとリールの重さで落ちやすい
ためです。
その代わり、IV線だけの延長コードを別の袋へ収納しています。
写真:延長コードを束ねた状態

普段はこのように束ねて収納しています。
リールがないのでコンパクトになり、車内でも場所を取りません。
一方で、巻き取りや収納のしやすさはリール付きの方が優れているので、このあたりは好みが分かれると思います。
写真:測定器の黒コードに青色延長線を接続

写真:延長線の先にある建屋

補助極のため、実際の現場では、このように延長コードを接続して離れた接地極まで配線しています。
高い場所へコードを掛ける場面でも、リールが付いていないため重量が軽く、取り付けしやすいと感じています。
私の運用方法
接地抵抗測定そのものは短時間ですが、
- コードの抜き差し
- 収納
- 延長コードの準備
といった細かい作業が積み重なると、意外と時間を使います。
私は、
- 切り替えスイッチで測定対象を変更
- 測定器・コード・スイッチは常時接続
- 延長コードは軽量なIV線
という運用にすることで、準備から片付けまでをできるだけ短時間で済ませられるようにしています。
同じようにFT6031-50を使用している方の参考になれば幸いです。
使用しているもの
日置 FT6031-50
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