月次点検で使用しているサーモグラフィカメラ、
HIKMICRO PocketC を紹介します。
コンパクトで持ち運びやすく、設備の温度異常を一目で確認できる便利な測定器です。
外観とサイズ感


コンパクトなサイズで片手で扱えるため、現場でも扱いやすいです。
月次点検の工具バッグにも無理なく収まります。
月次点検での使用状況



月次点検では主に以下の機器の温度測定を行っています。
- 変圧器(Tr)
- コンデンサ(SC)
- リアクトル
- LBSなどの高圧機器
サーモグラフィを使うことで、温度分布が一目で確認でき、異常の兆候を早期に発見できます。
ブレーカー・配線の温度測定

低圧配線の接続部(ビス部分)の温度測定にも使用しています。
今回は異常はありませんでしたが、
接続部の緩みや劣化がある場合は、この部分が発熱します。
サーモグラフィを使うことで、
目視ではわかりにくい異常も温度として確認できます。
持ち運びのしやすさ

この機種を選んだ理由は、持ち運びのしやすさです。
月次点検用の工具バッグに入れても場所を取らず、
現場に持っていく負担が少ないのが大きなメリットです。
メリット
- 小型で持ち運びがしやすい
- サーモグラフィで異常箇所が一目でわかる
- 非接触で安全に温度測定ができる
デメリット
- 電源の立ち上がりに少し時間がかかる
- 使用中に校正(キャリブレーション)が入り、一時的に止まる
- 付属の専用Type-Cケーブルでないと充電できない場合がある
- サーモグラフィタイプのため価格が高い
充電についての注意点


付属のType-Cケーブル以外では充電できないことがあります。
私は車載しているポータブル電源では他のケーブルでも充電できましたが、
環境によっては充電できない場合があるため注意が必要です。
実際の使用事例
以前、低圧ブレーカーがトリップするという問い合わせがありました。
現場で確認すると、
ブレーカー投入時に配線の温度が上昇していることが確認できました。
原因は接続部のビスの緩みでした。
このように、サーモグラフィを使用することで
温度から異常を発見できることがあります。
高圧機器の劣化確認
高圧機器の劣化も温度から判断できる場合があります。
LBSなどの機器では、
劣化やリークの兆候が温度分布として現れることがあります。
目視でも確認できる場合がありますが、
サーモグラフィを使うことでより分かりやすく確認できます。
まとめ
サーモグラフィタイプの非接触温度計は、
- 異常を一目で確認できる
- 非接触で安全に測定できる
- 設備の予防保全に役立つ
といった点で非常に便利な測定器です。
価格は高めですが、
点検の精度と安全性を考えると導入する価値は十分にあると感じています。


