
共立 KEW3125A と 日置 IR5050 の実務レビュー
私は現在、高圧メガーを2台使っています。
・共立 KEW3125A
・日置 IR5050
最初に使っていたのがKEW3125A、その後IR5050を導入しました。
実際の停電点検で使って感じたことを書きます。
共立 KEW3125A

良かった点
・価格が比較的安い
・付属ケースにケーブルまで収納できる
・測定中に「ピ、ピ、ピ…」と音が出るため、安全確認がしやすい
音が出ることで、誤って触れてしまうリスクを減らせるのは安心材料になります。
悪かった点
・ライン側ケーブルにワニ口がない
(フックタイプ・ピンタイプは取り付けにくい場面がある)

・測定ボタンが引っかかって戻らないことがある
高圧側の取り付けは現場によってやりにくいことがあり、そこは少しストレスでした。
日置 IR5050

良かった点
・ライン側ケーブルにワニ口があり取り付けやすい

・タイマー付き
・10TΩまで測定可能
特にワニ口は現場ではかなり助かります。
受電盤での引き込みケーブル測定や所内一括測定時に差が出ます。
悪かった点
・ケースが大きい
・ケーブル接続の表記が他メーカーと違い、最初は戸惑う
慣れれば問題ありませんが、最初は接続ミスに注意が必要です。
2台共通の良い点
・放電機能付き
・タイマー付き
1分値を記録する運用をしているため、タイマーは非常に便利です。
2台共通の気になる点
・持ちながらの測定ができない
・1000V刻みのステップアップ測定ができない
・印加電圧は最大5000Vまで
高圧機器が多い現場では、持ちながら測定できると効率は上がります。
置きながら測定するため、数が多いと時間がかかります。
ケースを変更した理由
IR5050はケースが大型化され収納性は良くなっています。
しかし私は他の測定器と一つのバッグにまとめたかったため、
カメラ用ハードケースを別途購入しました。
・測定器バッグに収まる
・ケーブルも一緒に収納できる
現場動線を考えると、自分の運用に合う収納にするのが一番です。


停電点検での使用例
作業前・作業後メガー測定では、
・受電盤で引き込みケーブル測定
・所内一括の絶縁測定
・1分値を記録
タイマー機能は非常に便利です。
G端子測定について
KEW3125Aの内部抵抗は4MΩ。
シース絶縁抵抗が4MΩ以上であれば正確な測定が可能と説明書にあります。
IR5050の内部抵抗は0.1MΩ。
シース絶縁抵抗が低めの場合は、IR5050の方が正確な値を導きやすいと感じています。
高圧機器の絶縁抵抗測定
大きな現場では各高圧機器に開閉器が付いており、一つずつ測定します。
数が多くなると、持ちながら測定できる機種の方が効率は良いと感じます。

まとめ
KEW3125Aはコスト重視で堅実な一台。
IR5050は取り付けや測定性能で一歩上。
どちらも現場で十分使えますが、
作業効率を重視するならIR5050が優位というのが私の感想です。


