PCB分析を依頼する際に使用している採油セットを紹介します。
PCB採油は頻繁に行う作業ではありませんが、一度現場へ行くと必要になる道具は意外と多くあります。
私は忘れ物を防ぐために、採油に必要なものを一つのケースへまとめて保管しています。
今回は実際に使用している道具と、コンデンサのPCB採油で使用した様子を紹介します。
【写真①:PCB採油セット全体】

採油用の瓶
PCB分析業者から送られてくる採油用の瓶です。
依頼先によって瓶の種類は異なります。
私が依頼している業者では、瓶・蓋・スポイトが一体になっています。
スポイトを別に準備する必要がなく、ゴミも減るので便利です。
ただし、冬場はスポイトが硬くなり、油を吸いにくいことがあります。
そのような時は別に用意したスポイトを使用しています。
※こちらは分析業者から支給されるため、アフィリエイト商品の紹介はありません。
スポイト
冬場など、付属のスポイトでは採油しにくい時に使用しています。
柔らかく油を吸いやすいため、予備として準備しています。
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【写真②:スポイト】

チャック付きポリ袋
採油後の瓶やスポイト、使用済みの手袋などをまとめて入れるために使用しています。
PCBが含有していた場合は、使用したものも汚染物となるため、外部へ油が付着しないようチャック付きポリ袋へ入れて現場で保管します。
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【写真③:チャック付きポリ袋】

ビニール袋
チャック付きポリ袋だけでは心配なので、そのままビニール袋へ入れています。
複数検体を採取する場合は、
・採油瓶
・スポイト
・手袋
を1検体ごとにセットして準備しています。
現場で取り違えを防ぐことができます。
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【写真④:ビニール袋】

手術用ニトリル手袋
採油作業では手術用のニトリル手袋を使用しています。
安価な手袋もありますが、サイズが大きく滑りやすいものがあります。
変圧器の採油ではスポイトを内部へ落としてしまう危険もあるため、手にしっかりフィットするものを使用しています。
細かい作業がしやすく、安全性も高くなります。
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【写真⑤:ニトリル手袋】

タップ付きビス
コンデンサの採油では、本体に穴を開ける必要があります。
以前は
・ドリルで穴あけ
・採油
・ビスで穴を閉じる
という方法でした。
しかし、ドリルに油が付着すると、PCBが含有していた場合はドリルも汚染物として処分しなければならない可能性があります。
現在はタップ付きビスを使用しています。
穴あけと穴閉じを一本で行えるため、ドリルを汚染させることがありません。
ただし、ドリルより少しコツが必要です。
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【写真⑥:タップ付きビス】

コーキング
採油後はビスで穴を閉じ、その周囲をコーキングしています。
油漏れを防止するためです。
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【写真⑦:コーキング】

紙ワイプ
コンデンサへ穴を開けると油が出てくることがあります。
その油を拭き取るために使用しています。
ウエスでも代用できますが、使い捨てできる紙ワイプの方が後処理がしやすいです。
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【写真⑧:紙ワイプ】

90Lビニール袋
コンデンサの採油作業は90Lのビニール袋の中で行っています。
万が一油が漏れても周囲を汚さずに済みます。
採油後はコンデンサを袋で包み、そのまま現場で保管しています。
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【写真⑨:90Lビニール袋】

インパクトドライバー
私は通常のインパクトドライバーを使用しています。
現場では小型のペン型インパクトドライバーを使用している方も見かけます。
慣れている方であれば、小型タイプでも十分作業できます。
【アフィリエイトリンク:インパクトドライバー】
【写真⑩:インパクトドライバー】

ビット
タップ付きビスで使用するビットです。
採油セットに一緒に入れています。
【アフィリエイトリンク:ビット】

【写真⑪:ビット】

ドリル
現在は使用していませんが、以前はコンデンサへ穴を開ける際に使用していました。
現在は予備として保管しています。
ドリルで採油する場合はこちらのサイズを使用していました。
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【写真⑫:ドリル】

実際のコンデンサPCB採油
今回はコンデンサ2台のPCB検体を採取しました。
採油前に、それぞれのコンデンサごとに
・採油瓶
・スポイト
・手袋
をチャック付きポリ袋へ分けて準備しています。
こうすることで、検体の取り違えを防ぐことができます。
【写真⑬:コンデンサ2台の前に採油セットを準備した写真】

コンデンサへ穴を開ける
コンデンサには採油口がないため、本体へ穴を開けて採油します。
タップ付きビスを使用することで、穴あけから穴閉じまで一本で行うことができます。
【写真⑭:穴を開けた状態】

採油後は穴を閉じる
採油が終わったらタップ付きビスで穴を閉じます。
その後、コーキングをして油漏れしないようにしています。
【写真⑮:ビス・コーキング後】

PCB分析結果が出るまで現場で保管
採油が終わったコンデンサは90Lのビニール袋へ入れます。
使用したスポイトや手袋もチャック付きポリ袋へ入れ、分析結果が出るまで現場で保管します。
PCBが含有していた場合は、それらも汚染物として処分するため、周囲へ油が付着しないようにしています。
【写真⑯:現場で保管している状態】

まとめ
PCB採油は普段行う機会は少ない作業ですが、必要な道具は意外と多くあります。
私は採油に必要なものを一式ケースへまとめて保管し、そのまま現場へ持って行けるようにしています。
また、検体ごとに採油瓶や手袋を分けて準備することで、取り違え防止にもつながっています。
これからPCB採油を行う方や、採油セットを準備する方の参考になれば幸いです。
今回紹介した道具
- スポイト
- チャック付きポリ袋
- ビニール袋
- ニトリル手袋
- タップ付きビス
- コーキング
- 紙ワイプ
- 90Lビニール袋
- インパクトドライバー
- ビット
- ドリル
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